命懸けのリビングウィルは、尊重すべきなのかどうか。

先日、医者の親友と飲んで話す機会を得た。

僕の周りの医者と、飲んだりなんかすると、

いつだって患者さんのリビングウィルの話になる。

 

 

先日、お出逢いした透析患者さんの、

最後のリビングウィルについて、

親友の意見も聴いてみたくて、

思い出しながら話をしてみた。

 

今日透析を回すのは、明らかに無謀で命懸けになり、

場合によっては、透析中、命を落とすことになるかも、

と、わかっていた田中は、命懸けであることを、

もちろん説明したのだが、それでも尚、

透析に行くことにした、彼と彼の家族を、

なぜ、止めることが出来なかったのか。

なぜ、もっと必死に止めなかったのか。

 

このことを一緒に考えてほしかった。

 

 

命懸けのリビングウィルは、尊重すべきなのかどうか。

 

もし近い将来、安楽死が法制化され、

安楽死が認められる国になった場合、

医師は、生命を守ること以上に、

死に向かうリビングウィルを容認し、

お手伝いさえもすべきなのか、、、、

このあたりまで話をして、、

かなり熱を帯びてきちゃってたので、

また逢おうと、お互いの健康と健闘を祈り、

その日は、お家に帰ることにした。

 

 

なんだか、時間がもったいないから、

ボーっと立ち止まって考えるより、

一緒に歩きながら考え続けたいと思った。

親友に逢うと『若者のすべて』が聴きたくなる。

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

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