これから僕等はどうなっちゃうんだろう？
こんな気持ちで、初回の訪問を待っておられた。
一つ一つのご質問に丁寧にお答えしていく。
先生、診察の回数はどうなりますか？
先生、看護師さんは何回来てくれますか？
先生、診察料金はおいくらでしょうか？
先生、診療所・相談所はどこですか？
先生、一番近いホスピスはどこでしょうか？
先生、僕、交通手段が自転車しかないんです。
妻も原付きだけ。だから、もし入院なら、、
近くがいいです。入院の時は自転車やないけど。
先生、でも一番の願いは、ここで迎えたいのです。
先生、これらの事、僕には娘が二人いますけど、
日曜日ここに集まってくれて、妻と四人家族で、
ちゃんと、僕のこれからを話し合ったんです。
さっきの質問、家族に言われてて、僕も聞きたくて、
先生にちゃんとお聞きできてよくわかりました。
これからどれくらい生きれるかわかりませんけれども、
どうかどうかよろしくお願いします。
この家でできる限り過ごしたいです。
今日はありがとうございました。
お話しが一段落のところで奥さまが、
温かい美味しい緑茶を淹れてくれた。
最初は、少しこわばっておられたが、
ご質問の説明をしていくと、安心されたのか、
ご本人も奥さまも、笑顔になっておられた。
今日も素敵な出逢いだった。
ザイタクはきっと手に入る。
もしも僕が倒れたなら君が愛を語れ
もしも君が倒れたなら愛が愛を語れ
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