リハビリテーションの世界は、人の『暮らし』のために、常にある。
リハビリが学びたくて、大学院を中退し、兵庫県丹波篠山市(当時は篠山市)の
兵庫医大篠山病院にリハビリ科助教そして病棟医長として、勤務を開始。
病棟運営業務も病院主治医も初めての経験。さらにリハビリ科も初めて。
そんな時、リハビリテーション科の先輩医師たち以上に、
『リハビリテーションは暮らしのため』を教えてくれたのは、
病棟のおばちゃん看護師さん達だった。
当時のリハビリ科病床は療養病棟に30床あった。
(タナカが赴任し5床から30床に増床したのは秘密💛)
内科や外科で自宅退院できない方の病床10床もあり、
医療行為より介護行為やリハビリの多い病棟だった。
看護師さんの配置人数も少なく、深夜帯なんかは、
約40床を2人の看護師さんと1人の看護補助さん。
介護やリハビリの多さから、いつも人手に駆り出された。
ショータロ君、リハビリ医になりたいなら、
私らの業務の少しくらいは、手伝ってよ。
食事介助も普通にやってみといたらええねん。
リハビリや生活再建や在宅復帰やいろいろ言う前に、
まずはやってみたらええねん。出来もせえへんのに、
リハビリの指示なんて、ぶっちゃけ出されへんで。
定年前の病棟看護師さん達は、『暮らし』の猛者達。
28才新婚だったタナカに、『暮らし』の洗礼((笑))。
リハビリテーションの世界は、人の『暮らし』のために、常にある。
さんざん考えたって
答えなんて出ないし、
感動的なメッセージもないし、
でもきっと伝わりきらないから
僕はブログを書き続けるんだ。
ビーバーの『your song』。
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