謙虚。コスモスの花言葉。

開業したての頃は、在宅が一番だと、

身の程知らずにどこか押し付け気味だった。

 

でも最近は違う。やっとだけど、

病院での最後だってちゃんと、

お届け出来るようになってきた。

 

どうしてできるようになってきたかと言うと、

地域の中で病院診療所連携が深まってきたから。

今やっと本当の意味でのホスピスが提供できる。

 

ホスピスって、病院ホスピスや在宅ホスピスってあるけど、

これらが一体となって、最後まで暮らしやすい街にする。

そんな『地域ホスピス』って感じがしっくりくる。

 

 

 

先生、私主人におむつ交換をしてもらいたくないの。

だって、やっぱり、男性だし、なんかツライでしょ。

だから、おトイレに行けなくなって、そのタイミングで、

病院ホスピスに入れて欲しいの。お願いできるかしら?

 

この地域のホスピス病院ともうかれこれ15年以上。

『地域ホスピス』にチャレンジしてきた僕らは、

彼女の願いをしっかりと叶えることができた。

 

おトイレに行けなくなった土曜日。

2日間は無理を言って、お嫁さんに、

付き添っていただいたが、週明け月曜日に、

病院ホスピスに相談し、病院主治医も快諾。

スムーズにホスピス病院でご対応いただけた。

 

そして、彼女は水曜日に天国に旅立たたれた。

 

愛するご主人の見守る中、在宅ホスピスで、

ちゃんと調整してきた医療用麻薬を使用し、

入院後も緩和医療継続。シームレス。

最期もとても穏やかだった。そうだ。

 

患者さんの望む最後を準備できるように、

『地域ホスピス』にチャレンジし続けたい。

 

それから、、今日はお看取りで、

淡路島にたどり着かなったけど、

議題の安楽死なんて必要としない、

尊厳死特区、リハビリ特区、を目指そう。

 

 

これからも感謝謙虚笑顔で。

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

 

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