先生、、、、、ごめんなさい。涙が出ちゃって、、えっと、、
娘がね、猫になって、、、タマって名前で、枕元にね、
出てくるんです。私達が、どうしようもなくなって、
乗り越えられそうになくなった時、何故か、出てきて、
私に話しかけるんです。で、やっぱり、居てくれてる気がして、
2階の大切に残してあるお部屋の沢山のぬいぐるみの中に、
どこかに居るのかもって、探したら、やっぱり、この子、
忘れてて、それでね、クルッて丸まってる猫のぬいぐるみ。
このぬいぐるみがやっぱり出てきて、お父さんのそばに、ね。
こうして、お兄ちゃんと一緒に、お父さんのそばにね。
そしたらお父さん落ち着いて寝てくれるんです。
結婚前から奥さんが大切にしていた猫のぬいぐるみ、名前は、ネコる君。
二人の大切な一人娘さんは、このネコる君をお兄ちゃん!って、可愛がった。
そのネコる君とタマちゃんが、今、大切な時間を過ごしているお父さんのベッドサイドに、
優しく静かに、そして、ご両親を守るように、居た。
医療用麻薬の導入も、なんとか、うまくいき、
最期の時を、家で過ごすことに、もう一度、
挑戦しようと、踏みとどまってくれた奥さん。
帰りの玄関で、話してくれた。
先生、主人の気にかけてた場所には、
もう全部連れて行ってやれたんです。
出雲の実家も、近所の公園も。それと、、、、
娘が通ってた中学校の登り坂。その坂に行くとね、
娘の事を思い出すんです。頑張って歩いて通う娘の姿。
その大切な坂道にも先週行けたんです。だから、、だからね、、、
あとは娘との想い出の詰まったこの家で、、、、、
あと少し、頑張ってみます。どうぞよろしくお願いします。
奥さんの目には涙。この大切な気持ちを大切に、僕らは真摯な気持ちで、
最期の伴走をしたいと思う。こちらこそどうぞよろしくお願いします。
そうお伝えして、家を出た。僕らの訪問看護師らと共に全力投球したい。
良かったら聴いてください。
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