24時間365日は、僕ら医療者のものではない。
一緒に病や暮らしと向き合ってるんだから、
どこまで行っても、患者さんと医療者のもの。
先生、日曜日なのにすまんなあ。
もうあと一日、お布団に潜り込んで、
このままじっと耐えて、月曜日にな、
なって来てもらおう思とったんやけどな、
娘も見に来てな、ほれこれでバレたんやろ⁈
冷えピタみたいなんして情けない顔やしな。。
先生に電話せなアカンやろ！娘に言われてな、
ほんでしぶしぶな日曜なのにな、すまんな、
電話してしもてな、ありがとうな、でもな、
ホッとしたわ。これな、マオウ湯な飲むわな。
今度から金曜にゾクってしてその時すぐ電話します。
金曜日のデイサービスの帰り道くらいから、
ゾクゾクって背中が寒くなってたそうだ。
もちろん、24時間365日の僕の携帯電話は、
お伝えしてるのだが、お電話を我慢されていた。
在宅医療は、患者さんが居て、僕らがある。
在宅医療は、いつだってオープンであって欲しい。
患者さんも、そんな在宅医療を大切に想ってくれている。
両者にとって、オルウェイズオープン。だからこそ、
こんなにも温かく優しく素敵なんだと、今日も実感した。
独居94歳のサキヨさん。しばらく、この風邪、長引きそうだから、
訪室の際のカギのことや訪問看護の回数や今週のデイサービス、
それから肝心なこれから起こりうる可能性のある『死』について、
心配で見に来てくれた娘さんと玄関先で調整し相談し説明し家を出た。
24時間365日は、これからも、患者さんと共にある。
僕らはこのスタイルに誇りとプライドを持っている。
愛はきっと、
奪うでも与えるでもなくて
気が付けばそこにあるもの。
ザイタクもきっと、
勝手に分けたり一方的に準備するものやなくて
気が付けばそこにあるもの。
病まない心で消えない心で、チャレンジだ。
今から一緒に、これから一緒に殴りに行こうか！！
良かったら聴いてください。
毎日読んでいただき感謝申し上げます。
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