年末に、症状が悪化し、化学療法継続は困難となった。
50%やなくて100%全力で、治療に臨んでこられた。
残念なことに、全身状態悪化で化学療法の止め時が来た。
急性期病院の地域医療連携室が、年末だったけど、
至急に、往診依頼、在宅医療の開始に繋いでくれた。
外来で化学療法の中止の説明があった直後、
お家に伺うと、100%の挑戦が打ちのめされ、
全身倦怠感の増強と相まって、
人生の終わりを予感されていた。
お正月の楽しいお孫さん達の来訪さえも、
今年はやめてもらおうとされていた。
希望の喪失や全身倦怠感は体だけじゃなく心も痛い。
在宅ホスピスは、ここからが腕の見せ所。
訴えに合わせ、医療用麻薬の調整を行い、
もちろん、ファーストコールにも、僕が、
的確にスピード感をもって、対応し、
年末年始なので用意しにくいお薬も直ぐ準備し、
訪問看護ステーション看護師さんらと協働した。
今日、ステーション看護師さんと
症状コントロールの状況、
日常生活動作の変化、
お気持ちの変化等々を、診に伺った。
先生、外来で化学療法終了のお話し、
それを聴いたあの日は、もう生きていく自信も無くて、
身の置き所もないくらいしんどくなって、お正月の孫達、
来てもらわんようにしようと思っとったんです。
せやけど、こんなにも体も心も楽になるなんて、すごく、
嬉しいし、孫達の相手も出来そうな気になったんです。
夜も寝れんくらいに、全身倦怠感ひどかったのが、
夜寝るのが楽しみになるくらい、良くなりました。
もう先生、全部、先生にお任せします。歩く時、
頓服の練習も、看護師さんらとしますね。
お正月も何かあったら、すぐお電話します。
本当に本当に、先生、ありがとうございます。
ザイタクホスピスは、ちゃんとした治療だ。
お看取りの為の治療なんかじゃ決してない。
医療用麻薬等々のお薬をちゃんと合わせれば、
今までの化学療法100%の踏ん張りを
50%のリラックスした『暮らし』に変えられる。
そうすれば、患者さんは楽しく穏やかに生きていける。
改めて今日から患者さんは50%定位置で!
そして、
やっぱり僕らは200%ザイタクで((笑))
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