先生、ね、、、怖いの私。死ぬのが。
だからね、もう少し生きていたいの。
痛くなったり、、苦しんだり、、、するの?
その時来たら、痛くなったりするんでしょ?
彼女は、80代一人暮らし。
詳しくは先月から一人暮らしになられた。
長年連れ添ったご主人が腎不全で天国に。
20年も人工透析のある暮らしだったそうだ。
その彼の暮らしの傍で彼女も頑張ってきた。
四十九日を終えちょっと疲れが出て、
がんで闘病中の彼女が今度は膀胱炎で入院。
このタイミングで在宅医療の導入となった。
お家に訪問していつも通りに、ご本人のお話を伺う。
一番大切にされてきたのは、やっぱり愛する夫との暮らしだった。
ご本人のご病気の事を伺いながら、ご主人の透析のお話になると、
堰を切ったように話されて、そして、なぜか、冒頭の彼女のお話に。
大丈夫。こうやってお話し伺えたので、大丈夫です。
お薬もちゃんと用意するから、安心してくださいね。
お母さんは、やっぱりここで、チ~ンってなるまで、
居りたいん?どないやろ?やっぱり怖い?
痛くないんなら、安心したあ。大丈夫なんやね。
先生、私ね、お父さんのお仏壇もう少し守ってたいの。
十三回忌までしたら百やから、そこまでは言わんけど((笑))。
新しい出逢いに感謝です。
さあ、ザイタクを始めよう。
今日もザイタクは『老夫婦』の時間を
感じることが出来てとても優しかった。
良かったら聴いてください。
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