憂、燦々。そこには優しいザイタク時間があった。

先生、私の介護で主人は幸せなんでしょうか?

 

大腸がんで在宅医療が始まった時から、

ご本人の意志は決まってて揺らがない。

最期はここが良い、最後は家が良い、と。

 

 

いよいよが迫ってきている。

介護が必要になってきた。特に深夜のおトイレが大変だ。

ご本人の意思とは、真逆で、動作は全介助となってきた。

 

先生、私の介護、やっぱり下手くそやから、

上手くいかないとキツク言っちゃうんです。

あーしろこーしろ、ってすぐ言っちゃって、

声も大きくなっちゃって、自分が嫌になります。

 

 

 

こんな私の介護で、主人は幸せなんでしょうか?

 

そんな話を聞きながら、奥さんと一緒に、

ご主人のおむつ交換、手伝いながら、

夜間の排尿に関して、ご本人と話しをした。

 

 

全て先生の判断にお任せします。

僕はここに居て全て言う通りにします。

全てを妻の介護に委ねたいと思います。

 

こう仰るご主人を見て、奥さまは、

 

せんせい、主人にやってやりたいし、

でも不安だし、どうなっていくのか、

それさえも初めててで、、やっぱり、

看護師さんみたいにうまくできないし、

でもやっぱり、お父さんここが良いって。

その気持ちにも応えてあげたいし、でも、

そうね、、、やっぱり、、もう少しなら。

 

 

 

奥さんの下手な介護でお家にいることと、

優秀な看護師さんの上手なケアで入院と、

 

どっちがいいか、もう一度訊ねると、

彼はハッキリとお答えになりました。

 

前者です。妻の介護でお願い致します。

 

これを聞いて奥さんは、決意されたご様子。

 

今日も「憂、燦々」で優しかった。

これこそが、ザイタク!!!だった。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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