悲しみは次のあなたへの橋になりますように。『旅立ち』の文化は僕らで継承しよう。

先生、お義父さん、息してないんです、、

今見たら、そうなってて、リビングで、、、

うたた寝しちゃって。驚いて、、先生、今、

お電話したんです。はい、わかりました。

お待ちしてます。

 

 

 

 

早朝にお電話があった。すぐに駆け付けた。

 

二日前のお風呂のことサイコーや!と話されてたお義父さん。

とても穏やかなお顔で僕の到着を待ってくれていた。

 

 

まだ少し心音がしていたので、お嫁さんと、

一緒に聴診をして、あ~お義父さん、まだ、、、

まだ、生きてるんですね、その時に間に合ったんですね?

 

 

呼吸が止まるのを見てなかったことが、在宅看取りにならず、

お義父さんを一人で旅立たせてしまったのではないかと、

昨日から泊まり込んで介護を始めたお嫁さんは悲しそうだった。

 

もう直に、心臓止まりますけど、

まだお声聴こえてると思いますよ。

ぜひお声がけしてあげてください。

 

 

 

昨年夏にご自身のお父様を見送られたお嫁さん。

病院で見送ったのだけど、その時も、病室でボンボンベッドで寝てしまってて、

呼吸停止後少し心臓が動くことを知らなくて、この大切な時間の事を知らなくて、

お父さんを一人旅立たせてしまった、と思い込んでおられた。

 

こんな素敵な時間がお父さんにもあって、

そして、今度はお義父さんにあるのなら、

私はちゃんと、二人の父を見送ってあげれたんですね?!

と、僕に、涙目だけど笑顔で、確認されておられた。

 

 

 

お家で最期まで過ごすことが、

こんなにも素敵なことだと、

僕はいつも患者さんから教えてもらえる。

 

悲しみは次のあなたへの架け橋になるように。

こう歌詞にある星野源の「Family Song」。

相談所に戻る往診車のラジオから流れてた。

 

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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