先生、食堂見て行かれます?
食べるってこと、人生でとても大切な事でしょ。
どの人も栄養摂るだけでなく、人生を豊かにできる。
だから、私達の施設では、個別対応にこだわってて、
コストは目を瞑って施設で作ることにしたんです。
お一人お一人全員、メニューが少しづつ、違ってて、
栄養士さんも一生懸命に考えて工夫してくれてます。
そこから見える広場で年に何回かお弁当の会もするんです。
そのお弁当も、ここの厨房で作ってくれてて、
ぜーんぶ、お一人ずつ個別対応メニューなんです。

10年前くらいに、ずっと入所されてた方、年齢と共に、
誤嚥性肺炎を繰り返されるようになって、最後の入院で、
胃瘻にするか、意思はわからないですが、それもせずに、
施設でお看取りにするか、選ばなきゃいけないことがあって、
ご家族にご相談して、ずっと暮らしてきたこの施設で、
最後を過ごさせてやって欲しい。たとえこのまま食べられなくても。
ってご希望があって、障害者支援施設で、どこまでできるかわからないけど、
ここに帰って来てもらうことにしたんです。そして、
大好きだったアイスクリーム、食べて頂いたんです。
そしたら、彼女、言葉は出ないんですけど、涙を、、
涙をスーって、流されて。今も覚えています。
それから一週間後にここで旅立たれたんです。
入所されてる障害を持つ皆さん、
彼女が一緒に暮らしてきた皆さん、
食堂で食事を一緒にしてきた皆さん、
彼らと一緒に、彼女を見送りました。
で、その時思ったんです。『食べること』は人生だって。
だから今、こうしてご利用者さんお一人お一人に、
メニューを変えて、提供してるんですが、もっと、、
もっと、みんなでリハビリ、勉強して行きたいんです。
先生、職員みんなに嚥下の事とか学ぶ機会ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
施設長の彼女の真剣な眼差しと想いに、
僕もすごく熱い気持ちが湧いてきた。

路地裏ノルキン部も真新しい一日になったが、
この素晴らしい障害者支援施設でも、だった。

さあ、今こそ、全力ザイタクだ。
ここの職員さん達と一緒に、
ザイタクリハビリを学ぼう。
今日はとっても嬉しい日になった。
この全ての出逢いに感謝です。
ありがとうございます。
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