今日は、三田市のとある地域の老人クラブで、
けったいな町医者上映会&座談会が開かれた。

そこで、本日の講師のご指名を頂き、
自分の母の死について話す機会を頂いた。
母は、こういったコミュニティへの参加が、
昔から大の苦手だった。自分の家の中の事を、
あまり外で話したがらない。井戸端会議も苦手だった。
自分や自分の子供たちを守るために、
コミュニティに参加しないという方法を
取っていた気がする。だからと言ってはなんだが、
僕も、人付き合いは苦手。大所帯のラグビー部で、
青年期を過ごしたが、いつも決まって、一人行動。
ラグビー部の中で、群れて行動するのが苦手だった。
昔から、母のコミュニティは祖母との電話。
一日中、祖母と電話をしていた姿を思い出す。
親戚付き合いも、本当に苦手で、僕ら兄弟も、
従姉弟との付き合いなんて全くと言っていい程、
疎遠だったし、盆正月の母はすごく機嫌が悪かった。
父はお酒の交流が大好きな外良しの人間であった一方で、
母は親戚との空間はすごく苦手でいつも内にこもっていた。
そんな母だったから、パーキンソン病でレビー小体型認知症に、
なっていった時コミュニティから余計に遠ざかって行ったのだろう。
大好きだった長男にはいろんな後ろめたさと、次男への義理立てと、
そんな複雑なことが絡み合って、お稽古事くらいでしか、
彼女は社会と交流しなくなっていた。そのお稽古事での、
講師先生との会話で、彼女はなんとか自分を保っていたのだろう。
しかし、それもパーキンソン病や認知症に対する彼女の中の偏見で、
外出できなくなり、コミュニティからの隔絶により母は死を迎えた。
今、認知症カフェや路地裏ノルキン部や老人会出前上映会で、
そう言ったコミュニティの力を、僕は学びたいと思っている。
在宅医療では、人の暮らしに幸せをもたらすことは出来ない。
それを母の死が、僕に教えてくれた。なによりも大切な学び。

来週、ひだまりガーデンライブをさせていただける。
僕は、自分自身の為にコミュニティの力を感じたい。
ひだまりガーデンを大切に、暮らされている方々の想いに触れたい。
ひだまりガーデンでの学びをここ三田市でまた展開したいと思っている。
悲しい母の死の過去は、きっと、素敵なものに変えられると信じている。
母にもひだまりガーデンがあれば、、、、
陽だまりの様なコミュニティを作りたい。
良かったら聴いてください。
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