路地裏のザイタク医。映画撮影始まります。

いよいよ明日から始まる映画撮影の成功と、

今日、念願の家に帰ってきた患者さんが、

無事、百歳を迎えられるよう、お願いした。

 

 

今日帰られた患者さんは九十七歳。

彼女はご主人と暮らしたこの家で、

どうしても最期を迎えたかった。

そして、少しばかり欲を言えば、

百歳で、お迎えが来て欲しい。

 

 

それが最大で唯一のリビングウィル。

 

このことを叶えるためには、ちょっと、

膨大した医療依存度が邪魔をしている。

 

 

医療依存度が膨大した理由はいろいろある。

だけど、もう、今となってはどうでもいい。

 

僕らの仕事は、そのコントロールと、

適度に必要な介護依存度を、しかも、

最大に能力発揮できるようリハビリだ。

 

 

帰って早速、彼女の人生の詰まったお部屋の

サイコロジカルヴィクトリーを探しながら、

もう一度、歩けるようになる為に基本動作だ。

 

 

一番最初にやってみるのは基本中の基本、寝返り。

そして、そこから、起き上がりと端座位へと進む。

このあたりで、彼女の素晴らしい人生が見え始める。

彼女は書道家で、沢山の生徒さんがおられたそうだ。

 

 

晩年は、自分より年下の方々に、老人ホームで、

書道を教えに行かれていたそうだ。素敵な物語。

 

この屏風に書いた書の前に、自分の足で立って、

みんなで記念撮影を、百歳になるまでにすることを、

ケアマネさんに頼んでケアプランに入れてもらうことにした。

 

 

さあ、ここは路地裏だけど、

これが人生のメインストリート。

 

僕らのザイタクを、

路地裏のみんなで見せよう。

 

路地裏のザイタク医。明日からの撮影、

皆様ご協力どうぞよろしくお願いします。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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