かつて流した涙も忘れるくらいの幸せそうな国をつくろう

急性期病院で、振り返りのカンファレンスがあった。

60台男性、4月にがんが見つかり3カ月でお別れだった。

急激な変化に、ご本人ご家族は、全てが苦しみの中だった。

 

 

病棟の看護師さんも主治医の先生も、地域連携室の仲間も、

リハビリの療法士さんも、もちろん、在宅医療の僕らも、

患者さんご家族に全力で向き合い、苦しみの中にあっても、

最後の時間が少しでも幸せであるように、このチームの力を信じて、

一生懸命にサポートした。このチームが本当に素晴らしかった。

 

 

 

今日のカンファレンスでは、隠さずに話し合った。

患者さんにもう一歩出来たことはなかったのか、

ご家族の苦しみにもっと寄り添えたのではなかったか、

等々、謙虚に、真剣に、時に涙を浮かべながら、

みんなで、地域を作り上げ繋がってきた仲間で、お互いの、

尊敬を忘れずに、自分たちの至らなさに向き合い、

話し合えることが出来た。本当に素晴らしかった。

 

 

振り返りカンファレンス後、

カヨ子さんの動画を見てもらった。

カヨ子さんが入院していた病棟だ。

 

この病棟は、そして、担当の地域連携室の仲間たちは、今、

学び続け、成長し続けてる。近い将来、地域の中核になるだろう。

 

 

カヨ子さんのポータブルトイレ移乗自立を見てもらった。

カヨ子さんのザイタクチャレンジが今回の患者さんとの出逢いをもたらした。

全ては繋がっている。この繋がりが地域を素晴らしいものに成長させてくれる。

 

 

 

ザイタク文化はみんなで育てるもの。

患者さんも、旅立たれた方も、医療者も、

もちろん、ご家族も、介護保険のみんなも、

ザイタクで繋がっていく。地域が出来ていく。

そして、ザイタク文化のある国になっていく。

かつて流した涙も忘れるくらいの幸せそうな国になる。

 

 

今日の学びの場をご準備いただいた病院の皆さま、ありがとうございました。

天国のマコトさんもきっと見守ってくれてます。ありがとうございました。合掌。

 

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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