暮らしは全部違う。
一週間の命。引き留めに逆らい必死に帰ってきた。
リフトや腹臥位の他に家族の献身的な介護があって、
あれからなんと3年が過ぎた。今、家族は介護に苦しむ。
精神的に、肉体的に、そして、経済的に、苦しむ。
そんな彼女の最期は、きっと、ピンコロだと思う。って、
介護を一生懸命にされている息子さんが話されてた。

生き様死に様は全部違う。
寝たきりになりつつあるけれど、
家族は100歳を家で迎えさせたい。
一家族目は、介護保険でショートステイを、
パンパンに使い、訪問看護すら無しにした。
週に2日の自宅が残っている。そこで看取りを希望らしい。
二家族目は、訪問看護と訪問ヘルパーを、しっかり使い、
神社への歩行にチャレンジし、100歳祈願を夢見ている。
娘さんは、いくつになっても母に生きていて欲しいと願う。

旅立ちは全部違う。
先ほど、お看取りをしてきた。
90の彼は認知症があって、一年前息子が旅立った。
ツバメが巣立つ彼らの家で、今度は彼が旅立った。
息子に在宅診療が始まったのと同じ時に、始まった。
その時の為に、訪問して、準備してきたのだが、
来週の息子さんの初盆の前週の今日、穏やかに旅立たれた。
お世話をしてきたお嫁さんご家族は、ただただ見守られた。
旅立たれたお父さん。クーラーが大っ嫌い。
クーラーのない暑いお部屋から避難され、
クーラーの効いた部屋で一晩だけ過ごされ、
とっても穏やかなお顔で、旅立たれた。

暮らしも、生き様死に様も、旅立ちも、
全員違う。そんなことは当たり前。
帳尻合わせの人生会議なんて、ハッキリ言って無意味だと思う。
出逢いが全てだ。皆さんには、素敵な出逢いをして欲しい。
人の最期はたった一度のことなのだから。
だからこそ、みんなで学び続けたい。
良かったら聴いてください。
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