膝の痛みをいつも訴える80歳の高齢独居女性。
通院困難とのことで、在宅医が必要であると、
訪問看護ステーションの方から、ご紹介があった。
訪問での看護が必要なのに、
訪問での診療が無いことは、
在宅医療では、よく見かける。
訪問看護は、医師の指示のもと、
看護師さんが家に行って、看護を行う。
つまり、看護は、医療だと僕は思う。
今日、彼女の膝の診察を行った。
先生、この膝の練習、初めてやわ。
半年もずっと痛かったのに、今からやね。
医療は、ちゃんと必要だ。協働しよう。
繋いでくれた看護師さんに感謝したい。

医療は、やっぱり、
医師と看護師の協働があってこそ、うまくいくと、
医師になりたての頃、大先輩看護師さんに教わった。
章ちゃん先生、アンタな、右も左もわかってへんのにな、
偉そうな顔して、詰所の椅子座って看護師に指示してないで、
ちょっとは看護師の処置手伝って回って勉強してみたらどう?
別に仲良しこよしはせんでええけど、仕事の中身、ちゃんと、
ちゃんと、わかってから、指示出しなさいよね、、おーい、
ねえ、章ちゃん先生聞いてるの?そんなお坊ちゃんな顔して、
きょとんってしてたら、看護師らに負けちゃうわよ((笑))。
あの頃、毎日病棟で、大先輩看護師さん達は、
僕なんかに、一生懸命に声をかけてくれた。

医者は看護師に育てられ、
看護師は医者に育てられていた。
と記憶している。
訪問看護師は訪問診療医に育てられ、
訪問診療医は訪問看護師に育てられたい。
そしたら、
患者さんの人生の為のザイタクは、
もっと素敵なものになると思う。
結び合わせないままでもいい
並んでただ続いていく
螺旋を描けたなら
良かったら聴いてください。
毎日読んでいただき感謝申し上げます。
良かったら、2つ共に、一日一回、
クリック!!!よろしくお願いします。
たなかホームケアクリニックYOUTUBEチャンネル登録よろしくお願いします。