親を介護できる幸せ。そこに『出自』があるのだから大切に。

先生、お疲れ様ですね。

こんな遅くまでお仕事ですか?

ここで最後ですか?え?まだ?

気を付けて次にお向かい下さい。

 

 

真っ黒に日焼けした太い腕で、

お母さんのお部屋の扉を開け、

玄関まで、送って頂いた。

 

 

日中独居のお母さんは、100歳手前。

炎天下で仕事をされている息子さんと、二人暮らし。

お母さんのことがとても大切な息子さんと娘さんは、

100歳をどうしても家で迎えさせてあげたくて、

病院での治療はほどほどにして、連れて帰ってこられた。

10月の誕生日には、隣の神社まで歩けるようになりたい。

 

 

お盆休みの訪問は、僕は好きだ。お盆休みの息子さん。

訪問すると、休んでおられたご自身の2階の部屋から、

降りてこられて、僕の診察の傍で、お母さんの様子を、

じっと見ながらニコニコされている。

 

 

ミヨ子さん、ホンマ、息子さんとお顔そっくりですね。

 

そうお伝えすると、ミヨ子さん、とっても嬉しそうに、

話そうとされるのを、息子さん、眺めながら、遮りながら、

昔から、よく言われるんですよ、な、お母ちゃん?

と、ミヨ子さんに話しかけると、そんなに先生似とるかえ?って。

息子さんにそっくりな笑顔で、ニコニコクシャクシャになった。

 

 

『親を介護できる幸せ』それが、二人のお顔から滲み出ておられた。

僕も、自分の『出自』を感じられる介護を、もっとしたかったなあ。

って、少しセンチメンタルな気持ちになったけど、、、、

 

充実したお盆期間の訪問診療だった。ありがとうございました。

 

 

今日は、この曲。

『出自』を大切にしたい。

良かったら聴いてください。

 

 

 

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