お一人暮らしの認知症の方の
在宅医療ってどんな感じですか?
こんなお問い合わせをいただいた。

あら、先生、鍵が閉まってました?縁側から入って頂いて、ごめんなさい。
奥のお部屋で、テレビを見てて、気が付かなかったわ。あらもう10時⁈
顔も洗わず、この時間、、、((笑))2時には起きて、テレビ見て、
物思いにふけっていたのかしら、、、お父さんは、忙しい人だったの。
日本のあっちこっち連れてってくれたわ。外国じゃないのよ。
部下の皆さんも、お家によく連れてきててね。お酒もご飯も、
準備したりお世話したり、いい顔したいでしょ、お父さん外良しだったの。
だから、そうね、、、退屈はしなかったわ。ほんとよ。いい人生だったわ。
それにしても、ね、私嫌だわ、、((笑))まだ顔も洗ってないのよ。
先生がお越しの火曜日、ちゃんと覚えているわ。ほんとよ。
それにしても先生のお顔見てるとホッとするの。
また、来てくださいね。朝ごはんそろそろ準備しますね。
え?携帯電話?デイサービスのカバンの中に入れっぱなし?
あ、やっぱり充電切れてるわ。先生、充電器ってこれかしら?
これで良いのね、先生、ほんとにありがとうございます。
ほとんど、こちらは話すことなく、
頷き、彼女の心の声に耳を傾ける。
こんな感じで、訪問診療している。

ケアマネジャーさんを中心に、訪問看護ステーションの訪問看護師さん、
訪問介護ステーションのヘルパーさん、デイサービスのスタッフさん達と、
もちろん、遠方に住む息子さん達と、訪問診療内外で、ちゃんと繋がり、
お一人暮らしの彼女を支えている。彼女の想いを大切にしている。
彼女はご主人との想い出のこの家で暮らし続けたい。
良かったら聴いてください。
毎日読んでいただき感謝申し上げます。
良かったら、2つ共に、一日一回、
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