白衣の天使たちのシーン

訪問看護ステーションの看護師さんとご一緒に、

神経難病の方やガン終末期の方を看ることが増え、

それぞれのステーションやそれぞれの看護師さんで、

訪問看護に対する考え方やスタンスが全然違うことに、

今頃だけど気が付き、これを日々実感している。

在宅診療医の在宅医療に対するスタンスが全く違うのと同じ様でもある。

 

彼女たちから教わることが多い。

ザイタクは、やはり訪問看護だ。

幸いな事にご一緒する訪問看護ステーションの看護師さんは、

患者さんにいつだって真摯に向き合われている。ありがたい。

 

 

先生、、あの、、同世代の○○さん、自分事として、

彼女の病気考えてみて、自分が障害のある子残して、

早くに逝かなければならないかもって、考えてたら、

どうしようもなく、苦しくなっちゃって、この仕事、

患者さんとこに、訪問することが怖くなっちゃって、

どうして良いかわからなくなって、、、もしかしたら、

この仕事大好きなのに、続けられなくなってしまうかも、

って、実はなってたんです、、半年くらい前ですけど、、

先生は同世代の彼女のとこに行く時どんなお気持ちですか?

 

 

患者さんの状況の報告だけじゃなく、相談が増えてきた。

訪問看護のスタンスまでこうしてご相談してくれるまでに。

正直嬉しい気持ちであるが、今日は真剣に考えて、答えた。

 

、、そうですね、、、、実はね、いつも、苦しいです。

同世代の彼女が大切にしている娘さん達を見てたら、、

もう診療どころやなくって、涙も出そうになります。

だけど、、ホスピスは、最悪に備えて最善に期待する。

この大切な言葉。最善の方だけ一緒に楽しくするのも、

ええんやけど、、、、そうやなあ、、やっぱり、、、、

最悪の方も患者さん一人だけで向き合わせたくないんです。

だからなんて言うか、、、僕もいつもニコニコしてますけど、

そんなに楽ちんな気持ちでは訪問はしてないですよ。

 

正直な気持ちを聞いていただけたので、僕も随分正直に答えられた。

 

 

ザイタクは、決して一人では出来ない。

地域みんなで、患者さんと共に、だと思う。

 

今日も大切なことを教えてもらえた。

仲間の訪問看護師さん達に感謝です。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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