空とこの道出逢う場所へたどり着いて見せる。

今日は急性期病院で振り返りカンファレンスだった。

 

 

背骨が重症感染症になり下半身麻痺となった超高齢女性。

病気になった夏まで、田植えの仕事を手伝っておられた。

秋に病気を発症した。背骨の痛みで動けなくなった。

緊急入院にて抗生剤の点滴治療を行うも、効果が薄く、

見る見るうちに意識レベルも低下された。そして、、、

口からのお食事も、ほとんど喉を通らなくなった、、

 

 

胃瘻という選択肢もあったがご希望されなかった。

いよいよが近づいていると病院主治医から告げられ、

胃瘻の選択、点滴の選択、老人病院・施設への転院等々、

どうすればよいか家族で悩み、途方に暮れている時に、

急性期病棟看護師さんがグイッと背中を押してくれた。

 

 

タナカ先生のところに行ってみたら良い。と。

 

この一言を、このタイミングしかないという時に、

急性期病棟看護師さんが発してくれた。背中を押した。

これが神の一声となり彼女はその後ザイタクを満喫され、

余命一週間が、なんと三年という大切な時間に変わった。

 

 

 

急性期病棟看護師が地域包括ケアシステムの中心である。

 

今日のカンファレンスで伝えたかったのはこれだ。

このシステムをちゃんと動かすにはこれしかない。

だから、今日も提案した。急性期病棟看護師さんに、

ザイタク現場を知って欲しい。手で目でザイタクを。

 

 

 

彼女のおかげで『ザイタク』が拡がり、

余命一週間が年単位になっている方が、

何人もおられる。本当に嬉しい限りだ。

 

今日振り返らせていただいた彼女の笑顔。

彼女の笑顔は、この地域の宝物になった。

 

 

素敵な彼女とチャレンジしたこの三年を、

今日急性期病棟看護師さん達と共有した。

次に出逢う患者さんたちとも共有したい。

 

 

ザイタクは繋がっている。そして、繋がっていく。

空とこの道出逢う場所へたどり着いて見せる。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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