あなたに逢いたくて逢いたくて

先生、どうやらその時が来てしまったみたい。

今日、主人の病院の先生からお電話があって、

大切なお話があるから、至急来て欲しいって。

急いで彼の息子と一緒に病院に行ってきたの。

もう点滴も取れないし、お口からは何も、、、

彼のね、お顔見てきたんだけど、、そうね、、

もうその時が近いってわかったわ、、、先生。

こんな気持ちで、お家に帰ってきたんだけど、

彼の息子も帰って一人、私どうしようもない、

苦しい気持ちが湧いてきちゃって、、ね、最近、

頭もおかしくなって、ボーっとして、同じこと、

繰り返したりしちゃって。認知症なのかしら、、

このザワザワした苦しい気持ち、あ、そうだ、、

タナカ先生にお電話しようって思いついたのよ。

こんな夜分にお電話してしまってゴメンナサイ。

主人のことね話して、、、聞いてもらえるのは、

やっぱりタナカ先生しか私にはいてなくて、、、

でももう大丈夫です。話を聞いてもらえたから。

おやすみなさい。来週の診察お待ちしてますね。

 

 

お一人暮らしの彼女は、肺高血圧症で終末期。

ご主人は認知症があり療養病院で暮らされてる。

 

彼より先には逝けないと踏ん張ってこられた。

彼のいよいよの状況を目の当たりした彼女。

 

本当は病院に泊まりご主人の傍で見送りたい。

だけど、自身の病気と体力でそれが叶わない。

 

彼女のその苦しみが少しでも和らいで夜眠れたらな、、、

そう思いながら、なんでもお電話待ってます。

と伝え電話を切った。

 

彼の最期がどうかどうか穏やかでありますように。

見送る彼女の心もどうか穏やかでありますように。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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