飛んで飛んで飛んでみよう

痛み無い時、その時の話はしたくない。

そりゃあ、誰だってそうだ。

痛みは悪化のイメージだから。

 

痛みが出てから痛み止めを投与する。

普通はこうなのかもしれないが、

彼女は痛みで『死』を連想する。

 

痛みが出たなら心も不安で痛くなる。

痛み止めの薬の量は増やしたものの、

心の痛みは変わらない。不安が募る。

 

こんな時、僕らはどう応じればいいのだろう。

 

 

50代の彼女は、3人の娘さんの母親だ。

障害を抱える三女さんもご夫婦で大切に育てた。

この3人を残して、今このまま人生を終われない。

そんな中無情にも彼女のガンは進行し痛みが増す。

 

『死』を連想させる痛みは、やっぱり良くない。

これをちゃんと症状緩和したい。どうすればいいか?

ご一緒している訪問看護ステーションの看護師さんと、

スピード感を持って対応を重ねてきた。だけど、、、、

ガンの病勢は、コロナ禍以前と、全くスピードが違う。

こんな時代だからこそ、密な連携で緩和医療に挑戦だ。

 

『死』を連想させる痛みは、出させない。

最悪に備える備え方。僕らの目指すところ。

今日の経験が、きっと僕らのチームを強くする。

彼女のザイタクが最期まで穏やかであります様に。

 

 

 

その痛みが出てしまった。必ずリカバリーしよう。

訪問看護師さんの悔し涙が、このチームの真心だ。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

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