あきれて物も言えない。リハビリがそこにあったなら。

久しぶりに自宅に帰って届いた資料を取ってきた。

 

 

母の在宅介護で在宅医療をほったらかし実家通いして、

ほぼほぼ介護離職していた2018年8月~2019年11月。

実家通いのETC履歴資料と2019年9月以降の外来カルテ。

 

 

知らなかった母の最後の2年間の外来診療の様子を知った。

僕から離れ、両親は二人でやっていくと宣言をしていた。

僕の介護離職を気にしてくれていたと、今は思っている。

 

 

母はパーキンソン病ヤール3の状態と診断され、

2ヵ月に1回の診察に一人で通院してたようだ。

 

 

パーキンソン病内服薬を、体の動きが難しくなる度、

外来の先生に訴えて増量する。その度に幻覚が出る。

ネズミや子供が彼女の周りを走り回る。そんな感じ。

そうすると減量したり、最終的にはパッチに変わる。

それもまたADL改善がない為、増量が急激に行われる。

 

日常生活動作に関して、自宅の生活を観察した上で、

相談を出来る相手は、どうやら居なかったようだ、、、

 

 

生活が壊れていく神経難病患者さんの暮らしの傍に、

常にあって欲しいリハビリテーション(生活再建)は、

亡くなる2ヵ月前の外来診療時に診察医から提案があって、

その後、具体的にならないまま、外来再診は途絶えている。

 

 

もちろん、残念ながら、警察で死体検案されたわけだから、

かかりつけ医の外来カルテには死亡に関しての記載はない。

 

 

今も続く家族内でのお金の争い問題、、

彼らはお金と違い介護は無関心だった。

 

もちろん、そんなだから、生活再建、そして、

家族再建にもなりえるリハビリの「リ」の字もない。

 

だけど、

 

母との介護生活は、僕が介護離職の状況でも、

素晴らしい時間だった。今もそう思っている。

 

そこにリハビリ(生活再建)があったからだと思う。

 

 

 

 

僕と母との楽しく苦しい介護経験は、

今まさに、介護離職に苦しむ方々に、

きっとお役に立てるものだと思う。

 

今日は、資料を手に、居ても立っても居られず、

片男波に次ぐもう一つのパワースポット出石へ。

出石そばを食べてきた。映画「国宝」の永楽館も

 

いつか、リハビリテーションを国宝にしたい。

 

今日は、ちょっと悔しかった。

リハビリがそこにあったなら。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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