先生、家内、やっと落ち着いてきたようですわ。
認知機能低下と医原性廃用症候群で、
ガンを患っているご主人の介護では、
家での暮らしが難しくなってきた為、
奥様は介護保険施設で暮らされてる。
彼女の暮らすお部屋はセパレートタイプの個室。
相変わらず面会制限があって、そこでの暮らしは、
職員さんのメモで知る。なかなか見えてこないけど、
ご主人は、奥さまの面会に頻回に、お出かけになる。
化学療法にチャレンジしながら、僕の話に耳を傾け、
止め時を間違えないように、毎日1万歩を欠かさない。
そんな彼、聴覚障害者の外出支援や手話など、福祉も、
定年退職後、一生懸命に学んでこられた歴史もあって、
奥さまの認知症ケアや摂食嚥下障害の学びにも積極的。
訪問診療時には、そんな感じでいつも学びの場になる。
先生、家内落ち着いてきたから、なんか食べもん持って行って、
ホンマは一緒に食べたいんやけど、今どのくらいのもんが食べれて、
一緒にデイルームで食べれるんか、どこに相談したらええんか、
職員さんにいっぺんちゃんと聞いてみよう思うんやけど、
食べ物の嚥下の話しって、どうやって勉強したらええんか、
よおわからんかって、一緒にデイルームで食べれるんやったら、
僕が普通食、家内がドロドロの食べもんやったら、あいつ、
やっぱり気イ悪うするんとちゃうかって思って、、、昨日も、
回転すしとか、前に行ったラーメン屋さんとか、ここ、
ちょろっと抜け出して、連れて行ってくれんやろか?って。
やっぱり、ちょっと、、、(涙目)うん、まあ、そういうことや。
先生、え?あ、なに?イート、、ケア、、、クリエイト⁈尼崎?
インターネットで調べてみるわ。ありがとうな。ほな今日はこれで。
僕の大好きなお熱い言語聴覚士 川端恵里さんのことをお伝えした。
どんな場所でも、どんな時でも
暮らしを、人生を、あきらめない。
それが、『ザイタクリハビリ』。
それが、『ユニバーサルホスピスリハビリ』。
熱い『ザイタク』が僕は大好き。
良かったら聴いてください。















