行き場のないこの想い

先生ワシな、認知症のオカン(妻)と二人、

仲良くな、手繋いでな、暮らしてきたんや。

そやけど今度ばかりはアカンかもわからん。

なんか食べたら上がってきてトイレ往復や。

 

 

ご本人に胆管がんが見つかったのは、一年前。

奥様はいつの間にか認知症になっておられた。

 

お父さんが朝、食パン焼いてコーヒーを準備する。

二人分の目玉焼きも、時々作る。お父さんの傍で、

奥様は、新聞を読んだり、コタツで寝転がったり。

 

こんな感じでなんとか二人暮らしを続けてきたが、

お父さんのがんが残念だがいよいよになってきた。

 

 

お一人暮らしの男性なら最期まで看取れるのに、

認知症のある奥様は、なぜかショートステイに。

 

「うらやましい孤独死」という素晴らしい書籍がある。

コミュニティを大切にすることが、尊厳死に繋がると。

 

 

奥様は、お父さんの病気のことは、その瞬間だけ。

しんどいんか?どうしたんや?大丈夫か?頑張れ。

と繰り返す。お父さん病気なの?と何度も尋ねる。

 

二人暮らしは難しくなってきた。と、

ご家族も、僕らも、考えた。が、、、

 

 

 

特別養護老人ホームのショートステイに行く前日、

奥様は、お父さんの手をギュっと握り、眠られた。

 

最期の時まで認知症の奥様が傍にいることは、

本当に難しかったのか、、今も答えはでない。

 

 

 

ショートステイに行かれ一週間。いよいよの時は近い。

クリニックでその時を待ちながらブログを書いている。

 

 

行き場のないこの想い

コミュニティ再建を急ごう。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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