先生、もうな、もにょもにょ、
血圧とかいろいろ調べてもな、
ワシがこんなにも困ってる事、
一向に、治せてないやないか。
もうそんなんやったら来んでええわ。
食べるもん、なーんにも味せえへん。
上手いもんが、ワシは食べたいんや。
薬ばっかり増やしやがって、ホンマ。
えっ?全部薬止めにしてくれるって?
そうや、そうや、味せえへんように、
人生つまらんようにしたんわこれや。
たくさんの薬や。やっと伝わったな。
先生な、それでもやで、要るのは、
飲むで。飲め飲め言われんでもな。
申し訳なさそうにこう言うお父さんに、
こちらこそ申し訳ない気持ちになった。
今まで薬と縁のなかったお父さん。
医療が近づいて来ても逃げてきた。
だけどやっぱり「死」は近づいて。
そんな避けられない大きな不安の中、
お父さんは、言葉が荒くなっていた。
こんな時、逃げず、ゆっくりと、
その心に耳を傾ける。向き合う。
お父さんのばかやろうは、
愛を求めてさすらう言葉。
薬を減らし、味覚を改善し、
大好きな焼き肉を美味しく、
みんな笑って食べに行こう。
丁寧に、こうお伝えすると、
アンタがまた来てや。って、
笑って、握手してくれた。
症状緩和するにはまず原因を感じよう。
患者さんは、何かを訴えているものだ。
未来を支えるのは僕ら次第なのだから。
ザイタク緩和ケアの道は、厳しいが、
嬉しいもの。謙虚に、学び続けよう。
玄関まで送ろうとしている、
お父さんを、また来ます。
と言って制して家を出た。
今日もザイタクは素晴らしかった。
明日は和泉市でお逢いしましょう。
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