肺がんの終末期。
在宅生活は、何も特別なことではない。
15年前に、祖母を在宅で看取った。
祖母は、肺がんの終末期であった。
肺がんの手術を受けて数年後に脳転移が見つかり、
放射線治療を続けていた。
高齢のため化学療法はあまり長くはやらなかった。
祖母がどうしても家に帰って過ごしたいと言うので、
当時大学院に通っていたタナカは、大学院の勉強を兼ねて、
祖母宅に住み込みで介護してきなさいと教授に言っていただき、
住み込みで、在宅看取りに取り組んだ。
在宅医療の勉強がまだまだできていなった5年目だった。
肺がん末期であったが、2点だけ
みなさんに伝えたい。
最期の日まで、
- 酸素療法を必要としなかった。
- 点滴は、最後の一週間に1日500mlのみ。
在宅医療が、まあまあうまくなった今では、点滴もほとんどすることはない。
祖母の肺がん末期の在宅生活は、
タナカの介護が下手であったことを除けば、
本当に穏やかであった。
亡くなる前日、
大切にしていた白梅が咲いて
「綺麗やね、ほんとうに。ありがとう」
といったのが思い出される。
肺がんの方でも、どんなガンの方でも
ザイタクは、ちゃんと取り組めば、
穏やかに過ごせると考えている。
それこそが、在宅ホスピスだと思う。
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