人生会議か玉手箱会議か。
アドバンスドケアプランニング(ACP)ってご存知ですか?
元気なうちから、医療や介護に関する意思を確認し、
本人・家族・医療者・介護関係者らが
何度も話し合っておく過程のことを言います。
そして、日本では、その話し合いを『人生会議』と名付け、
この話し合いの繰り返しを推奨しています。
将来のことを考えておくことは当たり前に必要なことですが、
『人生をどうしたいか』なんて、
僕なら、ほっといてくれと言う気もします。
一方、治療者である我々は、
実は昔から当たり前のようにやってきています。
「手術どうします?」
「先生、手術したら治るの?もししなかったらどうなるの?」
「手術した場合は、~~~のように元気になるけど、
失敗することももちろんあるよ。
1%ぐらいかなあ。100人に1人くらい。
でも、手術しなかったら、完治はないね。
今の症状は、何回も起こるし、生活に支障が出てくるよ。
まあ、飲み薬で、なんとかごまかすことはできるけど、
あくまでもごまかしてるだけやから、ひどくなってくることはあるよね。・・・・・」
こんな感じの話し合いです。
人生会議といえば、
なんだか大げさで、
とっかかりにくいかもしれませんが、
自分がどうしたいか、
家族はどう考えてるのか、
そのためにはどんな方法があるのか、
開けてビックリ玉手箱のように、
こんなはずじゃなかった、
聞いてなかった、
しらんかった、
とならないように、
玉手箱会議より人生会議を、と思います。
玉手箱研究会 タナカ
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