在宅復帰・在宅生活再開にあたり、
最近では、介護保険の利用をまず勧められる。
リハビリ病院や急性期病院からの退院の時、
在宅医・かかりつけ医なんかよりも、
介護保険の申請・ケアマネさん選び・デイサービスの利用の3点セットが、
だいたいお決まりである。
母の時も同様だった。
MSW「介護保険で、手すりとか、つけます?玄関の階段とかトイレとか」
母「介護保険と手すり???施設に行くつもりなんかないから、介護保険は要りません!」
MSW「リハビリも続けないといけないから、介護保険要りますよ。」
母「ワタシはココの先生に診てもらうし、通いますからリハビリはココ。介護保険なんて関係ないです。」
MSW「在宅生活始めるには、介護保険がいるんですが・・・。」
在宅生活再開するのに、はたして介護保険は必要なんだろうか?!
案外、いらんかも、って、思い始めてしまうような、会話。
といっても、タナカも必死。
勝手に介護保険やってみることにした別宅老健活動。
ケアマネさんはタナカでいけるし、週2回のヘルパーさんもタナカでいけた。
あとは、デイサービス。
美容院デイ!!勝手に名付けた。
週2回、別宅から300メートルくらいのところにある美容院に歩いていく。
当クリニックの職員に付き合ってもらった。
美容院で、ヘッドスパをしてもらう。
キレイな美容師さんたちが、あれやこれやと話をしてくれる。
しかも、週2回確実に髪の毛をキレイに洗ってくれてセットしてくれる。
美容院デイに行く時は、徐々に、
お化粧をして出かけるように変わってきて、
洋服や鞄、靴などをどれにするか気にするようになっていった。
タナカ的にも家での入浴時、洗髪がない分、介助の時間短縮が図れた。
母の高揚感もあり、
キレイにすることもでき、
歩行機能改善も図れ、
サイコロジカルヴィクトリーが達成された。
母のサイコロジカルヴィクトリー。
これを引き出すのに一番効果的だったのは、
美容院デイ<ヘッドスパ>だった。
身体機能の維持と認知機能の維持、両方が可能。
認知症予防には前頭葉活動の刺激が一番。
身ぎれいにする。お化粧をする。
家族以外の人間と会話をする。
そして、歩く。
母の介護保険の拒絶もマンザラでもないなあ。。。。。
つづく。
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