ロックンローラーにはユーモアのセンスが必要だ。
ロックにはユーモアや笑いが必要だ。
お看取りをした帰りの車の中、
流れていたラジオ番組で、
どこかのアーティストが話していた。
ロックを、お看取りに、代えて、
少し不謹慎ではあったが、声に出して言ってみた。
お看取りにはユーモアや笑いが必要だ。
不謹慎かもだが、当てはまる。
今日も、ユーモアや笑いに溢れた仲間たちが、
大切な仲間を見送った旅立ちだった。
仲間たちのユーモアのある会話を、
楽しそうに聴きながら、
穏やかに微笑みながら、
彼女は旅立たれた。
タナカがお看取りを終えた後、
一番ユーモアのあった仲間が、
玄関まで出てきて送ってくれた。
彼は、人目をはばかることなく、
大粒の涙を流しながら
旅立たれた彼女になりかわり、
大きな声で、ありがとうございました。と
深々と頭を下げて見送ってくれた。
彼の姿振る舞いに、とってもユーモアを感じた。
旅立たれた彼女を含め、みんなユーモアのある素敵な人達だった。
みんなロックンローラーだった。
ロックもお看取りも、
ユーモアや笑いがあれば、
素晴らしいものになる。
不謹慎だけど、今日も、
とっても素敵な旅立ちでした。
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