3月31日の区切りの皆様へ。

3月31日は、

昔から僕にとっては

切ない気持ちの日だ。

終わりと始まりを繰り返す3月31日。

 

幼稚園や小学校、中学高校、大学と、

学生時代はそんなでもなかったが、、、

 

研修医を終えた3月31日は、

同級生の死や先輩医師の医療訴訟に巻き込まれ

医師として医療の世界で生きていけなくなるかも

という不安の中、逃げるように大学院へ。

 

大学院を中退した3月31日は、

愛してやまない母校から離れ、

誰も守ってくれない環境に飛び込むという不安の中、

覚悟を持って篠山へ。リハビリの世界へ。

 

人生をかけたリハビリの世界で

理不尽な事だらけの中、それでも夢を諦めず、

医師としては、やっぱり、ね、、、

その若さでは定石ではない介護保険どっぷりの医者の道を。

老人保健施設の専任医師になる門出をしたのも3月31日。

 

 

社会人になってからの、

どの時代の3月31日も、

辛く厳しいものだった。

思い出したくもないことばかり。

 

このコロナ禍で、この3月31日に

いろいろと区切りを迎える社会人の皆様。

本当に苦しく厳しいこと、多かったと思います。

僕なんか、言っても医師という資格がある圧倒的有利な立場。

 

こんな甘ちゃんの僕が言うことではありませんが、

本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。

 

今の日本の医療界は、

こんなコロナ禍を整理することだけでも

明らかに手を焼いています。

 

命がけの企業戦士たちの気持ちを考えたら、

本当に申し訳ない気持ちです。

苦しみの中、介護離職した方々のお話を耳にする度に、

僕らの無力さを感じます。

 

社会の諸処の問題は複雑に絡み、

一概には責任の所在は言えませんが、

医療界の努力不足を感じています。

努力不足の根底には、同級生の死により

もたらせられた研修医制度改革があると

心の奥底で、僕は思っています。

その研修医制度に関して、

いつの日か挑戦できるように、

いろいろなことに今も挑戦を続けています。

この挑戦が社会への恩返しになると信じて。

 

今日は、長くなってしまいました。

乱文お許しください。

 

区切りの3月31日を迎えられた社会人の皆様。

長年のご勤務、誠にお疲れさまでした。

心から感謝しているとともに、

これからの人生を応援しております。

 

 

今日は、大好きな清水翔太です。

良かったら聴いてください。

 

 

 

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