平和な世にのみ姿を表すという鳳凰に、
無性に逢いたくなって、愛車を飛ばして、
平等院鳳凰堂へ。
僕の人生を何度となく
救ってくれた鳳凰は、
博物館に展示されている。
小学4年生の遠足で、
この伝説の鳥を初めて見た時、
衝撃を受けて、木彫りで壁掛けの鳳凰を作った。
今も実家の僕の部屋の入口にかけてある。
高校1年の図工で、
人生を左右した高得点を得たのも、
鳳凰の木彫りを施したペン立てだった。
詳細は省略するが、
あの日あの時、鳳凰に出逢わなければ、
医学部にも行けず医者にも成れていない。
だから、僕にとってはすごく大切な鳳凰。
学生時代、当時の彼女とドライブに行って以来だ。
なんやかんや言うても平和だった。しかし今は違う。
そして、ここからの未来だって、保証はない。
今すぐ、コロナや戦争が終わってほしくて、
無性に、鳳凰にお願いしたくなって、愛車を飛ばした。
時間が遅かったので、
平等院鳳凰堂阿弥陀如来像のお顔は、
遠くからしか拝めなかったのだが、
『平和』や『平等』や『死』のことを考える時間になった。
『平和』の上にある『平等』な『死』って、
一体どんなだ?!と自問自答しながら、
帰りの車の中、音楽を聴きながら、頭をグルグル。
阿弥陀如来さまが、
すべての人間に、平和な、平等な、
『死』というものを用意されているのなら、
医師という仕事は、
それを妨げてはいけないのではないか、
妨げるも何も、フワッとサラッとスーッと、
傍に居ることぐらいだけで、良いのではないのか、
そんな事も考えながら、新年度からの挑戦を、自分自身で確認した。
新たなザイタク文化の構築を急ごう。
まだまだやらなければいけないことがある。
ご一緒いただける仲間に心から感謝です。
『死』がくれる世にも美しい魔法
『今』を大切にすることができる魔法
終わりがくれる今を愛したいの
この歌詞が大好きです。
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