『私のけんり』

娘へ

今日はどんな事があってもかえる。

私のけんりもあるし、とにかくしんどいわ

ね不足があって他の人のせいではないので

娘も応援してほしい

 

病院で医師らとの面談前に、

90歳の彼女は、そっと娘さんに

自筆のお手紙を手渡されたそうだ。

 

 

いくつであっても、

この世に生まれたからには、

『私のけんり』が存在する。

こんなコロナの時代においてもだ。

 

彼女は彼女らしく、今を、家族のそばで過ごしたい。

ただそれだけを願い、3日前に帰ってこられた。

 

お家に帰られた彼女は、ホッとされた様子で、

用意された介護ベッドでお休みになられた。

 

二晩、愛する娘さんの介護を受け、旅立たれた。

持病のある娘さんの身体を気遣い、最期まで母として、

その時を悟っていたかのような天晴な大往生だった。

 

もちろん、そこには点滴も、酸素も、吸引も、

何もなく、あったのは娘さんらの愛だけだった。

 

愛さえあれば、この世の終わりも、次に繋がる。

 

娘さんが、話していた。

この人のお母さんにそっくりな顔してます。

そう話す娘さんも、そっくりだった。

 

 

 

 

さて、、、僕らは彼女の『私のけんり』

本当に最期まで守ってあげられたのだろうか、、、

 

彼女のお顔は、ゆるやかにだんだんとやわらかに、

そして、穏やかに笑っているようになっていった。

 

 

 

僕は、

『私のけんり』をとことん守りたい。

どんな時代においてもだ。

これこそが僕の本当の夢。

そろそろ世界の終わりで、始まりだ。

コロナに高笑いされてるこんな時代は

もう終わりにしよう。

良かったら聴いてください。

 

 

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