先生な、そうは言ってもな、やっぱり、
一人になるとな、不安になるんや。
考えてしまうやん。病気わかった時な、
桜見れへんって医者に言われたんや。
一人になると、指折り数えてしまうやろ、、
こうしてみんな居てな、いろいろやってる時はエエんや。
ホンマ、一人は、特に夜中は、辛いわ、、
なんで、病気になったんやろ、病気も今の痛みの無さからして、
ホンマは病気やないんとちゃうか、それにしても、
近所の町医者に通っとったのに見つかれへんかってんや、、
恨みそうになるけどな、町医者の先生も申し訳ない言うてくれたけどな、
それでも、どうにもならんねや、この気持ち、不安で不安で、、
年末も年始も関係ない。彼の言葉は溢れ出る。
じっと、黙って、彼が話疲れるまで、傍に座り、
正座したり胡座になったり、足が痺れてきちゃうんやけど
それでも、僕に出来ることはこれしかないので、
黙って頷き聞いている。
先生、今日もありがとうなあ、聞いてくれて。またきてや。
病気の前では無力な自分の診察を、
話を聞くことだけでごまかしている。
僕は、彼の様な患者さんの灯火になりたい。
そんな医者に成れていない自分が歯痒かった。
良かったら聴いてください。
今日は、ちょっとバタバタしてたので
YOUTUBE『日刊玉手箱』お休みさせてもらいました。
お待ちいただいていた皆様ごめんなさい。
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