人生には旅(ホテル)が必要だ。

『空の彼方のノルキンホテル』って、何ですか?

早速、あちこちからお尋ねがあった。

 

実際、ザイタクをやっていると、

リコンディショニング入院が必要なことは時々あって、

『ときどき入院、ほぼ在宅』が大切となる。

 

また、これから在宅にチャレンジしようとする時も、

いつでも入院に戻ったりできるよって安心感は結構大切で、

『ときどき入院、ほぼ在宅』ってイメージしやすい。

 

だから、『あなたの家にかえろう病院』は絶対必要だ。

 

僕自身14年も在宅療養支援診療所をやってきて、

僕のザイタクはほぼ完成や!と思ってた矢先、

一番身近な母も父もザイタクを遠ざけ、ザイタクとは真逆に、

孤独にひとり、誰に見守られることもなく家で旅立った。

 

神様に、タナカのやってる『ザイタク』ははっきり言ってまだまだ、

『ザ』くらいにしかなってないからやぞ。と教えて頂いたのだと思う。

 

そこでだ。

『ザ』を『ザイタク』にしていくためにだ、

『あなたの家にかえろう』病院ができれば、

目指す『ザイタク』はホントに完成するだろうか?

 

そして、さらにセカンドコロナ時代にも、

今度こそ素敵なザイタクを続けられるだろうか?

 

 

せんせい、、、、もうだめです。私も、、姉も、、

このままでは、全部をBANってひっくり返しちゃいそうで、、涙も出ません。

なんで、一生懸命に生きようとしてくれないんだろう。。。

姉は、なんで病気に立ち向かわないんだろう、、、悔しくて、、、

 

大好きな大切なご本人に向き合い、真正面から一緒に病気と戦う。

そんな素敵なご家族が、ご本人に向き合えば向き合うほどに、

あちこちが壊れていってしまうことがある。

ご本人も、ご家族も、お身体も、そして、素敵な心も。

 

そんな時、やっぱり『旅』は素晴らしい。ほんのちょっと、旅に出て、

ちょっとだけ贅沢なホテルに泊まって、大好きな人にお手紙を書いてみると良い。

きっと、忘れかけてる何かを思い出し、もう一度やさしい気持ちになれるから。

 

そんなザイタクに取り組むには、やっぱり、

『空の彼方のノルキンホテル』が必要ではないだろうか?

 

そして、今度こそセカンドコロナ時代も何のその

ってやつを僕らは目指したい。準備したい。

 

 

大好きなお姉さんの病気ではなく人生に寄り添う妹さんに、

ぜひもう一度近くの温泉、行ってきてください。今度はお薬忘れずに。

そうお伝えすると、妹さんは、やっと笑顔で、

あの旅館のお料理すごく美味しくて。今度はお薬忘れずに行ってきます。って。

 

残された時間は短くとも、人生の旅は続いていく。

人生には、ときどき、ほんのちょっと、贅沢で、優しくて、穏やかな旅が必要だ。

 

『ときどき入院、ほぼ在宅』『ときどき旅行、ほぼ笑顔』

やっぱりこの曲ですよね。良かったら聴いてください。

 

 

 

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