お部屋には、クリスマスの飾り付け。
大切なぬいぐるみやクッションが並んでいる。
いつもお着替えのお洋服は、ちゃんとした物をお召しになる。
娘さんはそれを知っているので、ちゃんとしたお洋服を用意される。
30年ぶりの実家でも、クリスマスの飾り付けも、ちゃんとされている。
お母さんは、元気印のお母さんだったんです、、、
今のお母様の尊厳を最後の時まで必死で守ろうとされている。
全ては、母の思いに添いたい。助けたい。救いたい。
そして、まだまだ生きていて欲しい。。。。
そんなお気持ちが電話の向こうで溢れ出し、
言葉に詰まり、涙が溢れ出る。
先生、このままで、良いんでしょうか?
そうですか、、そうですか、、、ありがとうございます。
ありがとうございます。私は何も恩返しができてなくて、、、
娘さんが大好きなお母さんは
お母さんが大好きな娘さんの帰りを待って、
ホスピス病院から自宅に帰ってこられた。
その間にホスピス病院でちゃんと専門的に、
症状コントロールして頂き、整えて、
ホスピス病院からお家に帰ってこられた。
真のホスピタリティとは、
「不確実性の高い環境における関係性のマネジメント」
と、ここに書いてあった。なるほどって思った。
だから、やっぱり、病院だとか家だとか、場所は関係ない。
終末期と言う状況下で、想い合うお母様と娘様の関係が、
ちゃんとマネジメントできるように、僕らはサポートしなきゃね。
それが、真のホスピタリティと言うこと。
それこそが、ザイタクホスピスと言うこと。
30年ぶりに実家に寝泊まりすることになった娘様は、
「お母さんに本当に何もしてあげれてないんです。」と
涙を必死に堪えて話される内容は、
おトイレにどうしても歩いていきたい母の介助方法や、
お食事介助や、おむつ交換や、口腔ケアや、内服管理や、
全て『ザイタクホスピス』に関するご相談だ。
最後に向かうお母様のお身体に、
自然と手を差し伸べられる娘様を、
最後まで、支えよう。それが僕らの仕事だ。
大切な人を大切にする。
娘さん、大丈夫ですよ。
ただそれだけで良いんです。
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