つづき⑨『介護離職』

リハビリ入院では、

入院してからもやらなければいけないことが

ホンマにたくさんあった。。。

 

本人のリハビリ意欲を高める。

許可をもらい外出の機会を探す。

入院中の身の回りの生活用品の用意・洗濯。

一人ぐらしの父親の生活の手伝い。

歯科診療所の手伝い。

家屋評価をする。

別宅の大掃除。

実家のトイレ改修などなど。

 

ところで、

実はひとつ、

大きなことが気がかりであった。

 

そもそもなんでこけたんやろう?

ここ数年の間、

めっきり老けてきた母の姿があったので、

そのためにコケた!?

なんだか不自然だな。。。。。

 

ところで、オカン、なんでコケたん?

「何をいまさら言ってるねんな。

お父さんの診療所手伝いに行って、帰りにタクシー呼んだんよ。

タクシー来たから、急いで外に出ようとしたら、

急に早足になって、バーン!!!って、コケたん。

バーン!!!ドテ、ポキ・・・でした」

 

突進歩行!?

最近、小刻み歩行・すり足歩行なことが多くなっていた気もする。

 

ここ数年の母の顔つき、無表情なことが多かった。

めっきり笑わなくなった。ずーっと、憂鬱な感じの顔つき。

 

仮面様顔貌!?

 

そういえば、しゃべってる時、手が小刻みに震えてたな・・・。

 

振戦(しんせん)!?

 

テストに出てきそうなくらい教科書的だった。

『神経難病 パーキンソン病

 

三田のリハビリ病院での主治医の先生が神経内科専門医だったので、

院外の検査も含め、行っていただき、確定診断いただいた。

 

リハビリの効果が、通常の骨折のみの場合より、低くなることがある。

パーキンソン病の内服治療次第で、生活レベルが大きく変わってくる。

 

さいわい、母の場合は、

パーキンソン病の内服薬の治療効果があったため、

パーキンソン病特有の症状が緩和され、

リハビリが、よりスムーズになっていった。

 

一方、

確実にパーキンソン病であることがわかり、

今後、起こり得ることの予想ができてしまった。

 

そのため、不安も増えたのも事実。

介護離職、現実的になってきた!?

いやいやいや、反比例してもらいます。

母の生活再建の道は険しいが・・・。

がんばれ、オカン!負けるな、タナカ!

 

つづく。

 

 

 

 

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